令和6年度活動報告

2024年度総会開催

 2024年度の総会は622日(土)16時から福井県国際交流会館にて開催され、議案はすべて可決されました。

 

〇第5回ホタル体験発表会開催

622日(土)13001600、福井県国際交流会館にて第5回ホタル体験発表会が開催されました(写真1。発表会には26名が参加されました。全国ホタル研究会会長の遊磨正秀先による特別講演と5件の一般発表が行われました。遊磨先生の特別講演は、「世界のホタル観光と保護」と題し、世界のホタルの生態やまちづくりの状況について、わかりやすいお話でした。

 

                         写真1 ホタル体験発表会風景

〇ホタル観賞会開催

 

ゲンジボタルの観賞会は、622日(土)に総会終了後、1930分から福井市上味見の味見川にて開催されました。観賞会には地域の方も含め100名近くの方が参加されました。参加者は、本会役員によるゲンジボタルの生態の説明を聞きながら乱舞する多数のホタルに酔いしれました。

                            写真2 ホタル観賞会風景

ヒメボタルの観賞会は、76日(土)に大野市下打波にて開催されました。参加者は約30名で、チカチカと光るホタルの魅力に感動しました。観賞会前日の75日は見たことないほどのホタルの乱舞する発生数でしたが、観賞会の日は夜空が明るかったためか発生数が少なく、天候がホタルの発生数に影響を与えるという自然の不思議さを感じました。

 

 

〇第4回ホタル談話交流会開催

1123日(土)16001830,オンラインによるホタル談話交流会が開催されました。1部では「ホタルの写真を撮ろう!」と題し、本会理事の大門優氏によるホタル写真の紹介と撮影方法についてのお話があり、参加者は興味深く耳を傾けていました。第2部では、参加者によるホタルの魅力について語りあいました。7名の参加者は大変充実したホタル談話を楽しむことができました。

 

 

〇ホタル自然塾開催

 3月14日(金)に坂井市三国南小学校にて「ホタル自然塾」を開催しました(写真3)。本会の草桶秀夫理事長が講師となり、第1部ではホタルの解説、第2部では発光実験を実施しました。70名の5年と6年の生徒たちは、真剣にホタルの話に耳を傾け、実験ではウミボタルが光ったときには「光った」という叫び声があちこちから聞こえました。

写真3 ホタル自然塾での発光実験風景

 

 

〇第5回ホタル生息地見学会

 2025322日(土)に「富山ファミリーパーク」と「日産ビオパーク」を見学しました。「富山ファミリーパーク」には、ゲンジボタルが約400匹毎年自然発生しており、多くの市民の憩いの場となっています。「日産ビオパーク」は、日産化学(株)の元社員が中心となり、2008年に造成されたもので、現在では多くのゲンジボタルやヘイケボタルが乱舞します(写真4。会員たちは、日産ビオトープの方によるホタル解説に興味深く聞き入っていました。17名の会員が参加され、晴天の穏やかな天気にも恵まれ、充実した1日でした。

写真4 日産ビオパークのビオトープ風景

 

 

〇みんなの活動パネル展2024に参加

 1022日~113日に総合ボランティアセンターにて、115日~1110日にハピリン2階しあわせ広場にて福井市主催のみんなの活動パネル展2024が開催されました。パネル展では、本会の活動を紹介しました。

 

令和5年度活動報告

2022年度総会開催

 2022年度の総会は65日(日)16時から福井工業大学FUTタワー多目的会議室にて開催され、議案はすべて可決されました。

 

〇第3回ホタル体験発表会開催

65日(日)13001600、福井工業大学FUTタワーにて第3回ホタル体験発表会が開催されました。発表会には17名の会員が参加され、そのうち数名の会員がオンラインによって参加されました。斎藤成也先生(遺伝学研究所特任教授)による特別講演と5件の一般発表が行われました。斎藤先生の特別講演は、日本人の生い立ちと人類進化の研究についてのわかりやすいお話でした。

 

〇ホタル観賞会開催

1)ゲンジボタルの観賞会は65日(日)に総会終了後、福井県永平寺町吉野にて開催されました。観賞会には会員外を含め、約30名の方が参加され、会員の草桶秀夫氏によるゲンジボタルの生態の説明を聞きながら乱舞する多数のゲンジボタルに酔いしれました。

2)ヘイケボタルの観賞会は、72日(土)に白山市渡津町で開催され、本会から3名の会員が参加しました。会員の大田豊氏(渡津蛍保存会会長)によるホタルの説明を聞きながら、約24ヘクタールの田んぼに飛び交う多くのヘイケボタルと田んぼ近くの川に乱舞するゲンジボタルの鑑賞を楽しみました。その光景は圧巻であり、里山の幻想的な世界に酔いしれました(写真1

 

3)ヒメボタルの観賞会は7月5日(日)に福井県大野市前坂にて開催されました。7月3日(日)に予定していたヒメボタル鑑賞会は雨のため順延となり、7月5日に開催されたため参加者は5名と少ない人数でした。この日は穏やかで曇りの天気でホタル日和となり、100匹以上のヒメボタルの大乱舞に参加者は興奮と感動を体験できました。

 写真1ヘイケボタルの観賞会会場(石川県白山市渡津町)

 

 

〇みんなの活動パネル展2022に参加

1021日~30日、福井市ボランティアセンター主催の「みんなの活動パネル展」が開催され、本会もパネル展に出展しました。パネル展には15団体が出展され、期間中多くの市民が来られました(写真2)。

 

写真2 日本ホタル再生ねっとのパネル展示

 

〇福井市ボランティアアカデミーに参加

 84日(木)13301530、福井市ボランティアセンター主催で第3回ボランティアアカデミー「ホタル舞うまちづくり」が開催されました。本会会員の八木千才氏は、まちづくりボランティアの楽しさについて話され、約20名の参加者は興味深く話に耳を傾けていました(写真3)。

 

 写真3 八木千才氏によるホタル舞うまちづくりの講演風景

 

 

〇第1回ホタル談話交流会開催

1211日(日)17001830,オンラインによるホタル談話交流会を開催しました。交流会には11名の会員が参加され、大変充実したホタル談話を楽しむことができました。

 

ホタル生息地見学会開催

2023319日(日曜日)に福井県若狭町にて、ビオトープのゲンジボタル生息地(若狭町熊川)およびヘイケボタルが飛び交う田んぼ(若狭町海士坂・若狭町下吉田)の見学会を開催しました。昼12時に熊川公民館に集合し、熊川道の駅に移動し昼食をとりながらホタル歓談を楽しみました。昼食後、熊川蛍生息研究会会長の杣長治郎氏のご案内で、ゲンジボタルが生息する熊川宿のビオトープを見学しました(写真4)。昨年はビオトープの横を流れる川に多くのゲンジボタルが発生したとのことでした。ビオトープにいるホタルが川にも住みつくようになったとのことでした。引き続き、若狭町下吉田に車で移動し、若狭下吉田営農組合長の岡本登氏のご案内で冬水田んぼを見学しました。冬水田んぼにもヘイケボタルが飛び交いっているとのことでした。続いて、若狭町海士坂に移動し保志公平氏のご案内で保志氏が経営する保志農場を見学しました。保志農場では、無農薬無化学肥料・有機栽培の田んぼには数えきれないほどのヘイケボタルが乱舞するとのことでした。あいにく雨の日でしたが、熊川蛍生息研究会や若狭下吉田営農組合の多くの方にご参加いただき、盛大に見学会を開催できました。大野市や白山市からご参加いただいた有機栽培に取り組む会員にとっては大変実り多い充実した1日となり、17時ごろ現地解散にて帰路に着きました。

写真4 熊川宿近くに作られたゲンジボタルが生息するビオトープの見学風景

 

令和4年度活動報告

 

2022年度総会開催

 2022年度の総会は65日(日)16時から福井工業大学FUTタワー多目的会議室にて開催され、議案はすべて可決されました。

 

〇第3回ホタル体験発表会開催

65日(日)13001600、福井工業大学FUTタワーにて第3回ホタル体験発表会が開催されました。発表会には17名の会員が参加され、そのうち数名の会員がオンラインによって参加されました。斎藤成也先生(遺伝学研究所特任教授)による特別講演と5件の一般発表が行われました。斎藤先生の特別講演は、日本人の生い立ちと人類進化の研究についてのわかりやすいお話でした。

 

〇ホタル観賞会開催

1)ゲンジボタルの観賞会は65日(日)に総会終了後、福井県永平寺町吉野にて開催されました。観賞会には会員外を含め、約30名の方が参加され、会員の草桶秀夫氏によるゲンジボタルの生態の説明を聞きながら乱舞する多数のゲンジボタルに酔いしれました。

写真1ヘイケボタルの観賞会会場(石川県白山市渡津町)

2)ヘイケボタルの観賞会は、72日(土)に白山市渡津町で開催され、本会から3名の会員が参加しました。会員の大田豊氏(渡津蛍保存会会長)によるホタルの説明を聞きながら、約24ヘクタールの田んぼに飛び交う多くのヘイケボタルと田んぼ近くの川に乱舞するゲンジボタルの鑑賞を楽しみました。その光景は圧巻であり、里山の幻想的な世界に酔いしれました(写真1

 写真1 ヘイケボタルの観賞会会場(石川県白山市渡津町)

 

3)ヒメボタルの観賞会は7月5日(日)に福井県大野市前坂にて開催されました。7月3日(日)に予定していたヒメボタル鑑賞会は雨のため順延となり、7月5日に開催されたため参加者は5名と少ない人数でした。この日は穏やかで曇りの天気でホタル日和となり、100匹以上のヒメボタルの大乱舞に参加者は興奮と感動を体験できました。

 

〇みんなの活動パネル展2022に参加

 1021日~30日、福井市ボランティアセンター主催の「みんなの活動パネル展」が開催され、本会もパネル展に出展しました。パネル展には15団体が出展され、期間中多くの市民が来られました(写真2)。

 

 

 

〇福井市ボランティアアカデミーに参加

 84日(木)13301530、福井市ボランティアセンター主催で第3回ボランティアアカデミー「ホタル舞うまちづくり」が開催されました。本会会員の八木千才氏は、まちづくりボランティアの楽しさについて話され、約20名の参加者は興味深く話に耳を傾けていました。(写真3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真3 八木千才氏によるホタル舞うまちづくりの講演風景

 

 

 

写真2 日本ホタル再生ねっとのパネル展示

 

 

 

〇第1回ホタル談話交流会開催

1211日(日)17001830,オンラインによるホタル談話交流会を開催しました。交流会には11名の会員が参加され、大変充実したホタル談話を楽しむことができました。

 

ホタル生息地見学会開催

2023319日(日曜日)に福井県若狭町にて、ビオトープのゲンジボタル生息地(若狭町熊川)およびヘイケボタルが飛び交う田んぼ(若狭町海士坂・若狭町下吉田)の見学会を開催しました。昼12時に熊川公民館に集合し、熊川道の駅に移動し昼食をとりながらホタル歓談を楽しみました。昼食後、熊川蛍生息研究会会長の杣長治郎氏のご案内で、ゲンジボタルが生息する熊川宿のビオトープを見学しました(写真4)。昨年はビオトープの横を流れる川に多くのゲンジボタルが発生したとのことでした。ビオトープにいるホタルが川にも住みつくようになったとのことでした。引き続き、若狭町下吉田に車で移動し、若狭下吉田営農組合長の岡本登氏のご案内で冬水田んぼを見学しました。冬水田んぼにもヘイケボタルが飛び交いっているとのことでした。続いて、若狭町海士坂に移動し保志公平氏のご案内で保志氏が経営する保志農場を見学しました。保志農場では、無農薬無化学肥料・有機栽培の田んぼには数えきれないほどのヘイケボタルが乱舞するとのことでした。あいにく雨の日でしたが、熊川蛍生息研究会や若狭下吉田営農組合の多くの方にご参加いただき、盛大に見学会を開催できました。大野市や白山市からご参加いただいた有機栽培に取り組む会員にとっては大変実り多い充実した1日となり、17時ごろ現地解散にて帰路に着きました。

写真4 熊川宿近くに作られたゲンジボタルが生息するビオトープの見学風景

 

 

 

 

 

活動内容

私たちの活動は、ホタルを指標とする豊かな自然環境の再生と里地里山のまちづくりを全国に普及することを意図したものです。農薬の環境・人への影響、 地球温暖化、河川の汚染、ホタル伝統文化の減少、里地里山の過疎化など地球を取りまく環境的・社会的諸問題は地球規模の大きな問題です。本活動はこれらの諸問題を解決することに寄与するものであり、その設立意義は大きく、強い意思をもって継続的に活動を実施します。

 

また私たちは、ホタル愛好家、ホタル研究者、有機栽培専業農家、環境と農業に関心のある地域団体・企業、ホタル文化に関心のある一般市民など多くの人々が集う場として、強い決意をもって活動に取り組みます。

私たちの活動は、ホタルを指標とする豊かな自然環境の再生と里地里山のまちづくりを全国に普及することを意図したものです。農薬の環境・人への影響、 地球温暖化、河川の汚染、ホタル伝統文化の減少、里地里山の過疎化など地球を取りまく環境的・社会的諸問題は地球規模の大きな問題です。本活動はこれらの諸問題を解決することに寄与するものであり、その設立意義は大きく、強い意思をもって継続的に活動を実施します。

 

また私たちは、ホタル愛好家、ホタル研究者、有機栽培専業農家、環境と農業に関心のある地域団体・企業、ホタル文化に関心のある一般市民など多くの人々が集う場として、強い決意をもって活動に取り組みます。

主な活動内容


  1. ホタル観賞会の開催
  2. ホタル体験発表会の開催
  3. 会誌の発行
  4. ホタル米認証シールの発行
  5. 講演会・講習会の開催
  6. ほたる自然塾の開催
  7. ホタル文化の啓蒙
  8. 環境保全型農業の推進
  9. ホタルが飛び交う環境づくりの技術指導

活動の特色


  1. 私たちは、地球環境の保全と里地里山の地域づくりに取り組む日本全国を対象とする非営利活動団体です。
  2. 私たちの組織は、ホタルの専門家に限らず、行政・各種団体・企業の団体または個人、環境と農業に関心のある団体または個人など一般市民からなる集まりです。
  3. 私たちは、地球規模の環境的・社会的問題の解決に取り組む団体です。
  4. 産業革命以来、生産性向上を第1主義とする日本のこれまでの高生産型農業から農薬をできる限り使用しない、安心・安全な環境保全型農業への転換の普及に取り組む団体です。
  5. 私たちは、子供たちの体験学習会を通じ、環境教育と食育に取り組む団体です。

取り組み


河川にホタルが飛び交う環境づくり

工業廃水や生活排水で汚染されず、多くの生き物が住める環境に配慮した河川工事によってホタルが住める環境保全の普及に努めます。

《ホタル:ゲンジボタル》

田んぼにホタルが飛び交う環境づくり

田んぼに農薬を散布しないことにより、多くの生き物が田んぼに住み、安 心・安全な米づくりの普及・推進に努めます。

《ホタル:ヘイケボタル》

里山にホタルが舞う環境づくり

里山の原風景を守りながら、ホタルが飛び交う里山の地域づくりを推進します。

《ホタル:ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルなどの陸生ボタル》

農村と都市との交流

ホタル観賞会などを通じ、農村の自然の豊かさを都会の人たちに知ってもらい、里地・里山を農村と都会との交流の場とします。

子供の環境教育・食育の体験学習

子供たちとその保護者を対象に、ホタル発光実験やホタル米の試食会などを通じ、環境と食に関する学習体験会を開催します。

活動報告