令和4年度活動報告

 

2022年度総会開催

 2022年度の総会は65日(日)16時から福井工業大学FUTタワー多目的会議室にて開催され、議案はすべて可決されました。

 

〇第3回ホタル体験発表会開催

65日(日)13001600、福井工業大学FUTタワーにて第3回ホタル体験発表会が開催されました。発表会には17名の会員が参加され、そのうち数名の会員がオンラインによって参加されました。斎藤成也先生(遺伝学研究所特任教授)による特別講演と5件の一般発表が行われました。斎藤先生の特別講演は、日本人の生い立ちと人類進化の研究についてのわかりやすいお話でした。

 

〇ホタル観賞会開催

1)ゲンジボタルの観賞会は65日(日)に総会終了後、福井県永平寺町吉野にて開催されました。観賞会には会員外を含め、約30名の方が参加され、会員の草桶秀夫氏によるゲンジボタルの生態の説明を聞きながら乱舞する多数のゲンジボタルに酔いしれました。

写真1 ヘイケボタルの観賞会会場(石川県白山市渡津町)

 

2)ヘイケボタルの観賞会は、72日(土)に白山市渡津町で開催され、本会から3名の会員が参加しました。会員の大田豊氏(渡津蛍保存会会長)によるホタルの説明を聞きながら、約24ヘクタールの田んぼに飛び交う多くのヘイケボタルと田んぼ近くの川に乱舞するゲンジボタルの鑑賞を楽しみました。その光景は圧巻であり、里山の幻想的な世界に酔いしれました(写真1

 

3)ヒメボタルの観賞会は7月5日(日)に福井県大野市前坂にて開催されました。7月3日(日)に予定していたヒメボタル鑑賞会は雨のため順延となり、7月5日に開催されたため参加者は5名と少ない人数でした。この日は穏やかで曇りの天気でホタル日和となり、100匹以上のヒメボタルの大乱舞に参加者は興奮と感動を体験できました。

 

〇みんなの活動パネル展2022に参加

 1021日~30日、福井市ボランティアセンター主催の「みんなの活動パネル展」が開催され、本会もパネル展に出展しました。パネル展には15団体が出展され、期間中多くの市民が来られました(写真2)。

写真2 日本ホタル再生ねっとのパネル展示

 

〇福井市ボランティアアカデミーに参加

 84日(木)13301530、福井市ボランティアセンター主催で第3回ボランティアアカデミー「ホタル舞うまちづくり」が開催されました。本会会員の八木千才氏は、まちづくりボランティアの楽しさについて話され、約20名の参加者は興味深く話に耳を傾けていました。(写真3

写真3 八木千才氏によるホタル舞うまちづくりの講演風景

 

〇第1回ホタル談話交流会開催

1211日(日)17001830,オンラインによるホタル談話交流会を開催しました。交流会には11名の会員が参加され、大変充実したホタル談話を楽しむことができました。

 

ホタル生息地見学会開催

2023319日(日曜日)に福井県若狭町にて、ビオトープのゲンジボタル生息地(若狭町熊川)およびヘイケボタルが飛び交う田んぼ(若狭町海士坂・若狭町下吉田)の見学会を開催しました。昼12時に熊川公民館に集合し、熊川道の駅に移動し昼食をとりながらホタル歓談を楽しみました。昼食後、熊川蛍生息研究会会長の杣長治郎氏のご案内で、ゲンジボタルが生息する熊川宿のビオトープを見学しました(写真4)。昨年はビオトープの横を流れる川に多くのゲンジボタルが発生したとのことでした。ビオトープにいるホタルが川にも住みつくようになったとのことでした。引き続き、若狭町下吉田に車で移動し、若狭下吉田営農組合長の岡本登氏のご案内で冬水田んぼを見学しました。冬水田んぼにもヘイケボタルが飛び交いっているとのことでした。続いて、若狭町海士坂に移動し保志公平氏のご案内で保志氏が経営する保志農場を見学しました。保志農場では、無農薬無化学肥料・有機栽培の田んぼには数えきれないほどのヘイケボタルが乱舞するとのことでした。あいにく雨の日でしたが、熊川蛍生息研究会や若狭下吉田営農組合の多くの方にご参加いただき、盛大に見学会を開催できました。大野市や白山市からご参加いただいた有機栽培に取り組む会員にとっては大変実り多い充実した1日となり、17時ごろ現地解散にて帰路に着きました。

写真4 熊川宿近くに作られたゲンジボタルが生息するビオトープの見学風景